鉄道趣味雑記帳

鉄道の旅と模型が好き

鉄道模型のはじめかた ~アメリカ型HO進出編~

はい、というわけでこちらの記事でイチオシしたアメリカ型機関車1両コースから海外(アメリカ)型鉄道模型の世界によりディープに沈み始めた人向けに、沼の中から手招きする記事です。題して

 

アメリカ型HOのはじめかた

 

この記事では既にアメリカ型Nゲージを幾つか所有している前提で話を進めていきますが、もちろんHOそのものの取っ掛かりとしてゼロからアメリカ型HOをやってみたい、という人でも問題なしです。その場合はアメリカ型Nゲージ所持前提で話している部分は適度に読み飛ばしていただければと。

結論だけ見たい人はこっち

では本題に取り掛かっていきましょう。

 

もくじ

 

・実際のところアメリカ型NとHOの違いって?

 

 もちろんスケールが違うわけですが、この記事の地域ごとの特徴と充実度の項でも触れたように、アメリカでの主流スケールはHOスケール、Nスケールはどちらかというと傍流になります。日本におけるNとHOの関係ほど極端ではありませんが、アメリカ型HO製品はNに比べて圧倒的に種類が豊富、値段は流石にNの方がやや安いとなります。

値段の差にしてもHO製品の値段はN製品比で2~3倍程度となっています。ほとんどのHO製品はN製品の2倍ぐらいのお値段、とざっくりイメージしておけばOKです。とはいえこのあたりを一纏めにしてしまっても後々混乱を来すだけなので、種別ごとに分けて整理していきましょう。

 

 

・車両分類ごとの製品量/お値段事情

 

ではここから車両の種類ごとの製品化量や値段の目安を見ていきます。値段については在庫がある程度安定している新品の定価を基準に見ていきますので、その点は念頭に置いておいてください。

 

1. (ディーゼル)機関車編

 

 まずこれなしでは成立し得ないというほどの存在感、近~現代のアメリカの鉄道の花形であり、かつ編成の顔でもあるのがディーゼル機関車ですね。アメリカ型鉄道模型をやるならほぼ確実に1両は持つことになるこの機関車から見ていきましょう。

 

 

ディーゼル機関車の製品ラインナップと入手性

 

 ここが露骨にNとHOの差が出てくるところです。特に現用機関車のラインナップの差については市場規模の差が露骨に出ている形となっています。Youtubeなどで動画を見ていれば必ず目にすることになるGEのDash-9やGEVOシリーズ(ES44ACなど)、EMDのSD70シリーズはKATOのN製品を見たことがある人も多いでしょう。あるいは初めて手にとったアメリカ型鉄道模型だったかもしれませんね。

 HO製品での機関車は、ディーゼル黎明期の1950年代から現用の最新型に至るまでの広い年代、様々なロードネーム(会社名)の機関車が発売されており、中には既に名前が失われてしまった会社の塗装を最新型の機関車に施したif塗装機なんてものまで出ていたりします。入手性も(マイナーなロードネームやレア物の車両/記念塗装でもない限りは)だいたい市中在庫が存在しているので、欲しいと思ったロードネームと形式の機関車がどこにもない!という事態に陥る可能性が低いのも強みとなります。

 一方のN製品ですがこちらはやや年代が偏っており、1940~70年代頃に活躍した機関車が多数と、それに比べると数が減る現用機関車でラインナップのほとんどを占めるという形ですね。ロードネームも特に現用機関車ではメジャーどころのBNSF、CSX、NS、UPの現行塗装から外れると見つけるのにあちらこちらと探し回らないとまるで手に入らなかったり、など現代車両派やこだわり派にはやや辛い環境となっています。

 

ディーゼル機関車のお値段

 

 先にHO製品の値段はN比でおよそ2倍から3倍程度と言いましたが、ここをもう少し具体的な数字で見てみましょう。ただし割引なりを考慮すると非常に面倒くさくなってくるので、あくまで定価の目安での比較です。日本国内で流通しているDC制御仕様のアメリカ型N製品の機関車(簡単に手に入るのは十中八九KATO製ですが)は、およそ1~1.6万円の範囲に収まります。特別な塗装などでは1.65万円ほどになる場合もありますが、まぁ誤差と見て良いでしょう。

 ではアメリカでの販売価格はどうなのか、為替レートで日本円換算の値段は変動するためドル表記で比較してみます。日本円換算の値段が知りたい人は適宜計算機にでもかけてください。

 

DC制御仕様のN製品の場合、ディーゼル機関車はおよそ90~150$の範囲が相場のようです。

一方のDC制御仕様のアメリカ型HO製品ですが、ディーゼル機関車は各社の精密度を重視したシリーズで価格の相場はおよそ180~250$ほど、多少ディテールを妥協して価格を安く抑えたシリーズだと140$付近まで下がります。

 

N製品のDCC搭載済み製品の場合は、制御用デコーダーのみの搭載でDC制御仕様の値段におよそ80$前後ほど加算、サウンドまで搭載になると100$ほど(なぜかKATO製N製品のサウンド搭載機は200$レベル)の加算になります。HOではDCC対応はほぼサウンド搭載とセットになり、DC制御仕様におよそ100$程度の加算となっていますね。

 

2. 貨車編

 

 現代アメリカの鉄道の象徴とも言える長大な貨物列車。信じられないぐらい図体の大きい貨車を延々100両レベルで連ねた列車を、ゴツい機関車が三重連重連で引っ張って荒野を驀進するアメリカの鉄道風景に興味を惹かれてアメリカ型の世界に踏み込んだ方も多いのではないでしょうか。機関車が顔にして花形であるなら、1両1両は地味でも編成の中核を成すのが貨車。こちらは特に種類も多いので、価格帯が大きく変わるものだけ個別に分けてしまいます。

 

・貨車のラインナップと入手性

 

 N製品の貨車のラインナップの特徴として、製品がややレトロ寄りの方向で充実しているというものがあります。機関車の項でラインナップに1940~70年代に活躍した形式が多いと書きましたが、そちらにラインナップを引っ張られるような形なのかなぁと推測しています。現代型の貨車もラインナップされてはいますが、やはり数が圧倒的に少ないです。

 入手性については主流スケールではない部分も影響しているのか、製品化されている種類についてはそれなりに在庫が残っているようです。レトロ寄りは筆者の守備範囲外なのであまり詳しくは言えないのが心苦しいところですが……

 

 HO製品の貨車については、昔の貨車から現用の貨車まで幅広く製品化されて出回っており、市場在庫も十分です。ただし市場規模ゆえに回転が早いのか、在庫がほとんど残っていない種類(現用の大型タンク車やスパインカー等)もありますのでその点には注意が必要です。

 

・貨車のお値段

 

○一般的な貨車の場合

 

雑多にあれこれ繋がってるような貨車群

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 N製品では、一般的な貨車(ボックスカー、ゴンドラ、フラットカーetc...)の場合、20~25$ほどの価格帯になります。安いものでは15$ほど、高いものだと30$に達するものもありますが、20$ちょっとを中心として15~30$の範囲に収まると考えておくのが無難でしょう。

 HO製品では、一般的な貨車の価格はだいたい30$程度が目安です。ただしタンク車や、カバードホッパー(ホキ2200のおばけみたいなアレ)のうち屋上通路が金属製になっているような高級路線のモデルでは、40~60$ほどになります。

 

 

○構造が複雑な貨車(オートラック)の場合

 

こんな貨車

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 アメリカ型の象徴の一つのように扱われることの多いオートラック(車運車)ですが、大きさと構造の関係で他の貨車に比べると一両あたりの値段はかなり高くなります。

 N製品では動画に映っているような昔からあるタイプでおよそ60$前後となります。一方のHO製品では安いものでおよそ65$、多くは100$弱ぐらいになるようですね。

 

3. 客車編

 

アメリカの旅客列車は衰退しました

 

 

 

アメリカ型HOのはじめかた

 

 ではここまでの各種製品事情を踏まえた上で、どんな流れで手を付けていったらいいの?という疑問に対する一つの回答を提案していこうと思います。あくまで一つのルートに過ぎないので、絶対にこの通りにしろということではありません。その点には注意してください。私の提案するベストルートが、他の人にとっても必ずしもベストになるとは限らないので……

 

1. 入り口

 

 これは中々難しい問題です。海外型入門でも触れた方法ですが、個人的にはホビーセンターカトーに赴いて、展示してあるアメリカ型HO製品の中から気に入った見た目、塗装の機関車を1両だけ買ってみるのがいいと思います。一緒にどこかでショーケースと展示用の線路を買っておくのも忘れずに

ホビセンで買うと一両だいたい1.5~2.3万円ぐらいとなりますので、これに展示用のショーケース(長さ30cmはけっこうギリギリ、40cmほどあれば余裕を持って収まる)と線路を含めて3万円でお釣りが来るでしょう。買ってきた車両をケースに入れて飾って毎日眺めて、やっぱり貨車が欲しいなぁ繋げて走らせたいなぁとなったら次の段階へ進む時です。

 ちなみにホビセン扱いのものならほぼ確実にDC制御仕様なので、もし家で走らせたいとなったときもユニトラックのHO線路を買ってくればNゲージ用の制御機器をそのまま流用する形で走らせられます。ここ結構重要です。

 

2. 貨車が欲しい

 

国内で買う輸入品は基本高い

 

 アメリカ型HOゲージの貨車も、数は少ないとはいえ日本にも入ってきています。ただし取り扱っているお店は少なく、入手可能な製品数は少ない上に単価も定価に比べると割高となります。まぁ少数輸入かつ長期在庫になりがちな面を考慮すると致し方ない部分はあるのですが、お財布的にはちょっと痛いところですね。それでも国内で、1両単位で買えるのは強いです。値段は貨車の種類と大きさでかなり変動はしますが、現代でも運用されているような比較的大型かつ新しめの車両では一両あたり4000~6000円程度、オートラックでは1万円を超えてきます。ただしレトロな貨車ではサイズが小さい分値段もお安くなったりしますので、そこは自分の趣味と相談して貰うのが丸いかなと。

 

・本場の店は安い、ただし輸送費は高く付きがち

 

 一方アメリカのお店では、当然日本で言う日本型と同じ扱いになりますので製品量は豊富、値段についても割引販売しているところが増えてきます。店にもよりますが、割引販売している店ならば一般的な貨車はおよそ22~23$ほどで売られている場合が多いようです。お高めのカバードホッパーなどでも35~40$、オートラックでは50~75$程度まで安くなります。一方輸送費については国際送料となることから、日本円で5000円を平気で超えてきたりもするのが悩ましいところとなります。また、当然ながら直接買う場合、日本への輸送の可否の確認も含めた店とのやり取りは英語で行う必要があるのも注意点です。

 

 

以上の2点を踏まえると、入門用に貨車を2~3両買うだけならば国内のアメリカ型HO製品の取り扱いがあるお店で買うのが無難であり、購入の際にもトラブルが発生しにくいと言えます。

 アメリカの貨物列車の動画を見ているとどうしてもイメージが長大編成に塗りつぶされて頭揚げバターになりがちですが、実際には貨車数両程度の極めて短い貨物列車も(主に支線や小規模路線で)走っています。この段階まで進んできたら、機関車+貨車1両からでも楽しめるのがアメリカ型の世界だよということを今一度再確認していただきたいところです。

 

この動画は中盤以降で基準がアメリカになってくるので最初の方だけ見ておけばOKです

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色々と極端な例ではありますが、こんなものでも実例バリバリです

youtu.be

 

 そしてそれだけではもう耐えられない、あの機関車に大量の貨車を引かせたい!となったら最終段階へと進みます。

 

3. ぜんぶ、ほしい

 

 もはや国内で手に入るもので誤魔化すのは無理、あの会社の塗装のあの機関車が欲しい、貨車もこれを引かせたい、となるともはや日本国内で完結させるのはおよそ不可能ですし、強引に解決しようとすると却ってコストが高く付くようになってきます。この場合はアメリカの店から買って日本に輸送するという形になりますが、欲しいものを五月雨式に買っていると主に輸送費が暴騰して本末転倒になってしまうので、ある程度買うものを絞る&纏めて発注して輸送費の圧縮を図る、といった工夫が必要になってきます。ただしこの段階まで進むともはやこの記事の趣旨とは乖離してしまうので、最後に冒険者ルートとして近いルートを纏めることで解説と代えさせてもらいましょう。

 

 

・ところでDCCの話がほとんど出てきていないよ?

 

 はい、ここまでの話は基本的にDC制御仕様の前提で進めてきました。理由はまぁ色々とあるのですが、DCCも始めるとなると実質的にアメリカ型HOとDCCの2種類を並行して始めるような状態になってしまうので、出費の膨らみ方が馬鹿にならねぇ、と。また、貸しレイアウトに持ち出すぞとなった時に事前確認やら自前のパワーパックの用意やらの手間もモリモリ増えてくるので、そんなところでキャパオーバーを起こして新しい世界に飛び込むことを断念してほしくはないのです。

 さらに言えば海外ではDCCが主流との論調は耳にしたことがあるかもしれませんが、海外メーカー製でもDCC搭載済みの製品と並行してDC制御仕様の製品は普通に売り出されています。あくまで日本で始めるという前提に立てば、日本型向けのDC制御インフラにタダ乗りできるDC制御仕様の製品を手始めとする方が合理的という話ですね。

 もちろん最終段階までどっぷり沈んだ後に音や機関車への負担の少ない総括制御を求めてDCCに進むのは合理的な流れです。つまるところDCCは大急ぎでやらなければいけないものではない、あくまで選択肢の一つというだけの話です。

 

 

・まとめ:アメリカ型HOの始め方の例

 

○3万円から始める無難なコース

 

1. ホビーセンターカトーなどのDC制御仕様の機関車を店頭で展示販売しているお店へ行き、気に入った見た目と塗装の機関車を買う。ついでに線路とショーケースも買って日常的に目の届く場所に飾る

(この段階での出費はショーケース等込みでおよそ3万円でお釣りが来るぐらい)

 

2. 貨車が欲しくなったら、国内で取り扱っているお店をあたって2~3両ほど買ってみる。

(この段階での出費は1~2万円ほど)

※貨車一両5000~6000円で計算、オートラックが欲しい人は予算マシマシで

 

3. それ以上に欲しくなったら、ここではじめて国外からの調達を検討する。

(予算青天井解禁)

 

このパターンであれば段階的なので急激な出費は要求されず、外に持ち出して走らせるとなっても車両数が少ないので持ち運びは楽&DC制御仕様の機関車なので日本型が走る場所ならばどこでも走る。と、段階ごとのハードルも相対的に低く、実際に走らせる際の注意点も日本型にほぼ準じる扱い(つまり特別な配慮が不要)となります。

 

 

 さて、ここまでアメリカ型HOへの手引をつらつらと書き連ねてきましたが、アメリカ型Nに対するHOはDC制御に対するDCCと同じで、できるからと言ってやらなければいけないものではない、という部分は忘れないでください。Nで十分満足している人が無理にHOに手を出す必要はありませんから。

 

 個人的な所感ではありますが、EMDのE・Fシリーズが活躍していたぐらいまでの時代が好きという人ならNでも色々と揃うので、HOに進出する動機は薄いかなぁと思います。一方筆者がそうですが、現用機関車や現代貨物車両が好きな人はHOに進出すると幸せになれると思います。Nだとどうしてもあれこれ揃えづらい部分がありますから……

 

 それでも比較的手頃に充実したラインナップに手が出せるアメリカ型HOの世界は非常に魅力的で楽しいですよ。この記事がアメリカ型HO世界に飛び込む勇気を持つ一助になればと、そしてアメリカ型HOを楽しむ人が一人でも増えることを願って。

 

 

 

 

 

 

さて、本編を〆たところでおまけの時間です。

ある程度メーカーやブランドの特徴、海外から買うことのリスク等々を理解している中級者以上か火傷をものともしない命知らずのためのあれそれとなります。

 

 

一気に飛び込む命知らず、もしくはどっぷりハマってしまった人のためのコース

 

 こちらはもはやアメリカ型HO製品を買うことに何のためらいもない初心者(?)のためのコースです。無難なルートからどっぷり沈み込んだ人の行き着く先もこちら。

 どうしてもこの車両のこの塗装が欲しい、しかし国内には全く無いぞ、となるとアメリカの店から買うのが種類的にも在庫的にも無難となるわけです。特に日本国内に入ってくるアメリカ型HOの機関車の場合、DCC仕様の割合が非常に高くなるきらいがあるので……

このパターンでは(無難ルートに準じて日本で走らせる際の環境に合わせて)

 

DC制御仕様(”DCC Ready”となっている)の機関車

+お好みの貨車を予算や保管スペースが許す限り

 

という形を個人的に推奨します。

 

 また、せっかく買うなら(値段もそこまで高くないので)各社の高級路線品を買ってくるのが良いんじゃないかなぁとも思います。というよりは廉価版ブランドで出ている機関車があまりないといった即物的な理由の方が大きいのはありますが……

 ブランド名としては"Athearn Genesis"や"Atlas Master"、"ScaleTrains Rivet Counter"、”Walthers Proto”その他もろもろ、といったところですね。とりあえずAthearn GenesisかAtlas Masterで買っとけみたいなところはありますが、最新の本線用大型機関車と支線向けのやや古い機関車のように微妙にラインナップが異なる部分があるので、そこは自分の好みに合わせてチョイスしてください。

 各社のブランドの違いだなんだについては自分で選んで発注する関係上、言われるがままよりは自分で簡単にでも調べた方が悲劇が起きづらくなると思いますので省かせて頂きます。まぁ判断に困ったらAthearn Genesisブランドで探しておきな。

 注意点としては上でも強調していますが、”DCC ReadyとなっているものがDC制御仕様のものです。ものによってはDCCとも何も書いていないDC制御仕様もあるのですが、DCC Readyとなっているものの方が将来的にDCCやるぞとなったときにもバックフィットで対応させやすいので、よくわからないうちはこちらの仕様の購入を推奨します(そうはいっても最近の高級路線ブランドの製品であれば、DC制御仕様は十中八九DCC Readyだとは思いますが……)

DCC仕様の製品であれば、DCCの表記とともにLoksoundなりTsunami2 Soundなりのキーワードが入っているはずなので、そこをチェックして見分けましょう。同じ品物なら値段が高いほうがDCC仕様だとあたりをつけるのもアリっちゃありですが。

 

 貨車については基本アメリカ型ならそのまま繋がるので、欲しいタイプの貨車を予算の許す限り選ぶでいいと思います。販売ブランド名であれば大抵の貨車なら”Walthers Mainline”のものが値段も手頃で種類も豊富なためおすすめ。オートラックが欲しいなら値段はどこも似たりよったりなので、好きな色のものを選ぶで良いでしょう。

 

 なお輸送費用の関係で、海外からの取り寄せは1回で運ぶ数が増えれば増えるほど国内で輸入品を買うよりお得になります(とはいっても国内に同じ品がある前提になりますが……) あくまで個人的な意見ではありますが、嫌な思いをする可能性が許容できないなら、ショップとのやり取りや万が一(目視ですぐわかるレベルで破損しているような)不良品を受け取ってしまった時の対応のために、日本への輸送前に現地で検品が可能な個人輸入代行業者なりを噛ませて発注するのが良いでしょう。手数料が上乗せされる分直接購入よりは割高になりますが、そこは海外発送の交渉を省ける手間賃&不良品発見時の保険費用と割り切ってしまうのが丸いです。

 

 

 命知らずはHow toを鵜呑みにしちゃダメだぞ、自分で調べてリスクを理解してから突撃しような。